ジンバブエへの特別な想い- うつ病を乗り越えて
こんにちは〜☀️
最近は暑くなったり寒くなったり、天気が不安定で梅雨入りしましたね。
それと同時に日本では緊急事態宣言解除され、だんだん日常が戻ってきているような(新日常)油断大敵ですね。
実はわたし自身、今年の夏に2週間ジンバブエに行く予定でした🇿🇼
3年ぶりの訪問ということですごいワクワクしていたのですが、
コロナの影響もあって今回は中止になりました。
ジンバブエでは海外からの入国者は21日間の隔離があるのと、そもそもエミレーツがジンバブエまで飛んでいないのです。
正直この時期に飛行機乗ったり、医療が十分に整っていない地域に行くこと、自分が保菌してたらと思うと責任もすごく大きくなっているので、行かないという決断にホッとしてもいます。
ただ、今年の旅には特別な想いがあったのでちょっぴり残念。
ということでなぜ今年が特別だったのか、今日は話したいと思います:)
ジンバブエには2回行ったことがあるのですが、どちらもわたしの人生に大きな影響を与えた旅でした。
最初の訪問は19歳の時。アメリカの大学に通ってたわたしは夏休みを利用して夢だったアフリカの地へ行ったのです🇺🇸✈︎🌍(詳しくは前のブログで)
中学生の頃から憧れの地だったてこともあって、この2週間はすごく新鮮で濃厚で一生忘れないものになリました✨✨
実際に行ってから、ますますアフリカへの想い、ジンバブエへの想いが強くなっていき
翌年の夏にまた戻ってくることを決意しました。
実は当時のわたしはうつ病を数年間抱えており、何度も良くなっては悪くなって、また良くなっては悪くなってを繰り返していた時期でした。
自尊心が低く、気分のアップダウンも激しかったり、自傷行為に走ったり、とにかく苦しくて先が真っ暗でした。ちょっと良くなったと思ってもそれが嘘だったかのように元に戻ってしまう自分。悔しくて苦しくて何度も、いなくなりたいと叫ぶ日々でした。
そんな時に行ったのがジンバブエでした。(2016年の夏 上の写真)
現地で歌って踊って過ごしている時に、不思議にも心の底から、今までに感じたことない幸せを味わいました。
”あ!今自分すごい楽しい!笑ってる!” そう思った時すごい嬉しかったのです✨
そして19歳だった私は ”自分のうつ病はここで治ったんだ!もし治ってなかったとしても、またここに来れば笑って過ごせるから大丈夫!😊”などと浅はかにも思い込んでしまったのです。
でもアメリカに戻って日常に戻った時、現実にぶつかるのです。(当たり前なのですが、、)
むしろジンバブエとアメリカという環境の差にショックを受け、ギャップを受け入れれずすごく苦しみました。
だからこそアフリカで感じた”幸せ”という感情を忘れられず、それが恋しくて早くジンバブエに戻りたい、そんな風に願っていました。
その当時は本気でジンバブエに行けば全てが良くなると信じてたのです、、
でもアメリカに戻って半年が過ぎた4月頃、全てが変わりました。
信頼していたジンバブエの人に裏切られたのです
このことが私の自尊心をさらに奪い、自己嫌悪に陥りました。
浅はかだった自分に腹が立ち、誰を信じればいいのか分からず人を疑ってみるようになり
どんどん孤独を感じていったのです。
現実から目をそらそうと気を紛らわすも、
運転中には涙が溢れ、夜は寝れず、そして怒りがこみ上げては叫んでいました。
その時(4月)には既に7月にジンバブエに戻ることが決まっていたのですが、
リーダーと何度も話し合いをし、行かない方向で進めていました。
でも、ふとした時に
子供たちのことが頭の中をよぎることが増えたのです。
みんなに会いたい、行かないと後悔する。
悩みに悩んで
私は2017年の夏にまたジンバブエに戻ることにしました。
結果は、前の年とは大違い。
楽しい旅ではなく、むしろ苦しくて早く帰りたいと心の中で叫ぶばかりの旅でした。
現地では急にパニックに襲われ、涙がこれでもかというくらい溢れる毎日でした。
前は心の底から幸せと思っていたのに、
その時は”消えたい。逃げたい”そう思ってばっかりでした。
ずっとなんとかなると信じていた、うつ病はなんとかなるの一言で片付くものではない。
それを痛感した時でした。
むしろ今までにないくらい自分の抱えてる問題に直面した瞬間でもありました。
15日間の旅は本当にしんどいものでした。
常に部屋も移動もチームメンバーと一緒だったので1人になれず、、、すごく嫌だった。でも今思うとそれが自分を助けてくれたのかなとも思います。
パニックに襲われて、泣いてる姿なんて人には見せれない。
だから普段は強がっているけど、本当はボロボロでどんどん孤独になっていく。
それがアメリカでの生活だったけども、この15日間はそんな姿も思い切りさらけ出してました。
でも本当の姿の自分をさらけ出したとき、大きな変化があったのです。
今まで自分のことを決して話さなかった子供達、むしろ話すことすら嫌がっていたみんなが
自分たちから、わたしに夢や希望、葛藤や悩みを話し始めてくれたのです。
そしてチームメンバーや現地の友人たちまで
自分の過去や苦しかったことをシェアしてくれたのです。
前の年は楽しく遊んで笑ってっていうだけで終わっていたけれども
その年はお互いのことをより深く知ることができたのです。
15日間何度も”今年ここにきたのは間違いだったのではないか、みんなに迷惑しかかけていないのではないか”
そう思っていたわたしにみんなが
”来てくれてありがとう。話してくれてありがとう。” そんな思いもしてなかった言葉をかけてくれたのです。
ずっと人に弱みを見せることは悪いことだと信じてました。
強くいないといけない
人に迷惑をかけちゃいけない
ずっと長い間そう信じてきてました。
でもそれが出来なくなったとき、大切なことに気づいたのです。
自分が飾ったり強がったりせず、ありのままでいる時に、初めて相手も心を開くということ。
旅の終わりにリーダーに言われた言葉を今も忘れません。
”人に弱みを見せることは強みである”
この言葉は今も辛くなったときや周りに助けを求めたくても勇気が出ないとき思い出します。
そしてジンバブエを旅立つときわたしは自分と約束しました。
1)今すぐではなくて、3〜5年後に戻ってくること
2)自分自身のうつ病と向き合うこと
3)それがどんなに困難でも決して諦めないこと
そしてそれから3年間。
アメリカから日本に戻ってきて仕事を始めてからも
何度も絶望を感じ、孤独を感じ諦めたくなりました。
特に日本に戻ってきた2年前は慣れない社会人生活で余裕もなかったです。
それでも家族や友人の支えもあって、少しずつ前に進めてる気がします。
そして3年たった今、
”ジンバブエへ行きたい!行ける!I'm ready!”
心の底からそう叫んでいました。
そして去年末チームのリーダーから
”来年(2020年)興味あるなら行く?”と聞かれたのです😳
今行ったらどんな風に感じるのだろう?
どんな景色で見えるのだろう?
日本やアメリカでの経験をどう活かせるのだろう?
最後に行った時からどう変わったのだろうか。
自分のこの目で見て受け止めて感じたい。
そんな強い想いがありました。
だから今年の旅が決まった1月からずっとワクワクドキドキ、そして夢のような感覚でした。
2、3月から世界的にもコロナが流行して、
旅行どころか隣の街に行くこともできない今。
いつ何が起こるか分からないとはこういうことなんだと実感する日々です。
今年ジンバブエに行くことがわたしにとってベストなタイミングだと思っていました。
でも、もしかしたらもっと別の機会に行けるように準備する時間なのかもしれません。
いつ何が起こるか分からない
これはプラスのことに対しても言えることだと思います。
だから今は目の前のことに集中して
大切にして
信じて進んでいければと思います
✨Little by little ✨
長かったけど読んでくれてありがとうございました!!
:)